鳥取三洋電機 無線LANカード「WLN-RFCD1」

今回は、

「無線ルーターに内蔵されているLANカードをノートパソコンで使ってみよう。」

という企画どぇす。

いつもどおり、このページに記載してある内容について、ページの作者および
管理者は一切責任を持ちません。
もちろん各機器・ソフトウェアメーカーへの問い合わせなどもしてはいけません。

完全自己責任で「単なる読み物」という位置付けでご覧ください。

使用(というか、分解?破壊?)するルーターは、中古価格もずいぶん下がった

ELECOM(エレコム) LANEED BroadStar LD-WBBR/B

です。

発売当時はUSB接続ということもあり、わりと売れた機種です。

以下のように、分解してみると

ELECOM LD-WBBR/B 箱から取り出したところ
LD-WBBR/B本体 分解される(かわいそ?)本体
裏面のねじ3本をはずします。 裏にあるネジ3本をはずします。
表面のカバーを開きます。 ひっくり返して上のカバーを開けます。
固定ねじをはずし基板を裏返します。 ネジをはずして基盤をひっくり返すと
カードが刺さっています。

鳥取三洋電機の無線LANカード「WLN-RFCD1」が入っています。

ゴムとテープでカードを固定してありますので、剥がしましょう。

単純にカードを外せば作業はおしまいです。

問題は、このカード「WLN-RFCD1」には、ノートパソコンで利用
するための「ドライバー」プログラムが提供されていないことです。

もともとルータ専用のカードなので、ELECOM(エレコム)さんからは
「ドライバー」が入手できません。

ということで、残念ながらこのカードは普通に使うことはできません。

じゃあ「普通でない方法ならあるのか?」というと、実は...あります。

Persol(パーソル)さんの「PBW001」という無線LANカードが、同種の
部品(Prism2というIC)を使っているらしく、このドライバが使えます。

※以前はPersolさんのサポートページがあったのですが現在はリンク切れ
  になっています。
  WellTone社さんのサポート/ダウンロードページからダウンロードが
  できるので、こちらにリンクを付けておきます。

ドライバ入手先) http://www.welltone.jp/download/PersolWireless.htm

ドライバ)Ver. V3.01  容量:1122kB(exeファイル) WLCV301.EXE
      ダウンロード

最新版) Ver. V4.05  容量:1716kB(zipファイル) Wlcv405.zip
      ダウンロード
※こちらは試していないので、使えるのか分かりません。

から入手できます。

ここから下のドライバーインストール手順は、Vre. V3.01 のものです。
この記事は、エレコムさんの無線LANカード、WLN-RFCD1がParsolさんの
PBW001のドライバーで動作すること保証したり、こうした使い方を推奨
するものではありません。
くれぐれも、「自己責任の範囲」でお楽しみください。

圧縮ファイルになっていますので、適当なフォルダーに解凍しておきましょう。

インストールは、メーカーもカードも違っているので普通には認識してくれません。

手動で「一覧からハードウェアを選択します」から「ネットワークアダプタ」
を選択し、「ディスク使用」のボタンをクリックしてドライバ定義ファイルを
与えます。

「正常に動作しない...」という警告メッセージが出ますが無視して強引に
読み込ませます。

(ドライバーのインストール手順)

0.ドライバーの圧縮ファイルを適当なフォルダに解凍しておきます。

ドライバーインストールの開始
カードを装着すると、「PRISM2」のPC-CARDとして認識されます。
 
ハードウェアウィザード
ハードウェアの検索画面が表示されます。
 
自動認識をさせようとするとドライバーの検索先をたずねられます。
普通に「PBW001」のドライバーのインストールを行おうとすると・・・
 
ドライバーファイルを指定
ここで、ドライバーの定義ファイルを指定していますが・・・
 
ドライバーのインストールに失敗
ドライバの検索に失敗しました。
(自動検索ではうまく認識しません。)
「<戻る」で、画面を戻して、デバイスの一覧からインストールを行います。
 
     
ドライバーの一覧から選択
「このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択する(D)」を選びます。
 
ハードウェアの種類を表示ネットワーク アダプターを選択
ハードウェアの種類で「ネットワーク アダプタ」を選択します。
 
ディスクの利用からフォルダーを開いてドライバーファイルを指定します。Persol PBW001 のファイルを選択。
ここで、「Persol PBW001」のドライバを選択します。
 
警告が表示される。
メーカーもカード型番も違うので当然、警告が出ますが「はい」で続行します。
 
10 インストールを続行します。ドライバーの検証が行われていないというメッセージも「はい」で続行
強引にインストールを行います。
 
11 インストールの終了
これで、ドライバーがインストールできました。
 

ついでに、無線LAN「ユーティリティ」もインストールして手動でアクセスポイントの変更が
できるようにしておくと便利でしょう。

再起動をかけてやると「普通に使える」ようになります。

現在、Windows2000sp4の環境で「Persol PBW001」として動作しています。

ここでは、LD-WBBR/Bを利用しましたが、バッファローWLA-L11/WLA-L11G
などでも同様に無線カードを取り出せます。
この場合は、WLI-L11Gと同等のものですのでそのままドライバが流用でき
るので安価な出物があれば「おいしい」かもしれません。

UPDATE 2007.04.27

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