このページは、SONY VAIO「PCG-861/BP」のCPU交換ページ
からの説明の続きです。

では、ここからPCG-861/BPの分解です。

手順

交換前の「起動画面」
「BIOS」設定画面です。
(画面左端に緑の輝線が出ています。)
BIOS画面
「システム情報」の表示です。 BIOS画面(システム情報)
全体像です。
カードスロットに刺さっているのは
「なな、なんと無線LANカード!!!」
ではアーリマせんか?
(いまどき、珍しくもないですね。)
全体像(上)
裏面の全体像です。 裏面全体像
裏面のメモリスロットと
メモリ(ADTEC128MB)
です。
ADTECのメモリは、
信頼性も高いのですが
高さがあるため物理的
に利用できない機種が
多かったりします。
メモリースロット
裏面全体の画像です。
ここから、見えるねじを
すべて外します。
(メモリのほかにチップが
 1つ見えますが詳細
 不明です。BIOS用?)
本体裏面全体(再)
裏面のネジをすべて外し
終えたらキーボードの上部
にあるフレーム止めのネジ
を外し、キーボードごと
フレームを少し手前にずらし
ます。
フレームの固定ねじをはずします。
電源スイッチ右にあるような
突起でフレームを固定して
ありますので、プラスチックの
フレームに無理な力を加えて
外そうとすると破損します。
電源スイッチ横の突起部に注意!
フレームが外れたところです。

まだ、タッチパッドのケーブル
が外れていないので無理に
動かしてはいけません。

フレームをはずします。
キーボードのコネクタを2本
外すとキーボードが取れます。
キーボードケーブルをはずします。
キーボードを取り外してから
フレームについているタッチ
パッドのケーブルをコネクタ
から抜き取ります。
タッチパッドのケーブルをはずします。
キーボード側のフレームが
取り外せたら、左上部に
ファンの付いた金属性の
放熱板(というよりブロック)
が見えます。
この下にCPUが隠れてい
ます。
ここからは、液晶ディスプレイ
を外していきます。
CPUのヒートシンク
液晶ディスプレイは、ヒンジと
呼ばれる部品で支えられて
いるので、ヒンジを固定して
いるネジを外します。
ヒンジに組み合わさっている
シールド用のアルミ板を
止めているネジ(中央付近
の2本)を外します。
ヒンジに組み合わされたアルミ板をずらします。
左右両サイドのヒンジ固定
ネジを外し、フレーム上部
左右の止めネジを外すと、
ヒンジを上に引き上げる
ことができるようになります。
(ディスプレイのケーブルを
 外すまで、引き抜いては
 いけません。)
ヒンジ固定用のねじをはずします。
シールド板を変形させない
ように慎重に、丁寧に取り
外します。
シールド板の下にある茶色
のディスプレイケーブルの
ネジを外して取り外します。
もう1つ白帯と青帯の入った
LED用のケーブルも外します。
液晶のケーブルをはずします。
本体からディスプレイを
抜き取ると、左上にCPU
のクーラーファンとヒート
シンクが出てきます。

CPUクーラーは3本のネジで
固定された状態です。

CPUヒートシンクとファン
CPUファンを外したところ。
これがミニカートリッジです。
CPUのコア部分には熱伝導
ゴムが張り付いていますが
破れないように丁寧にはがして
保管しておきます。
(CPUは、ボルト・ナット止めに
 なっているため、マザーボード
 を取り出さなければ交換でき
 ません。)
CPU
マザーボード右上隅のネジ
とカードスロットの止めネジ
およびマザーボード中央部分
の2本のネジ、さらにCPU
左下の止めネジの脇にある
マザーボード固定ネジを
外します。

すいません
この部分の画像は、
撮っていません。

マザーボードを取り出して
裏面を見ると、メモリスロット
付近に、CPUを止めている
ボルト・ナットを確認できます。
ナットを取ってボルトを外すと
CPUを取ることができます。
※ボルトは、ぐらつきを抑える
 ためか、金属製の支柱に
 通してあります。
CPUを固定しているボルトとナット
CPUを外すときも無理に
はがすとピンを傷めてしまう
ので平均的に少しずつ外し
ていきます。
左が元々ついていた233MHz
右が換装用の300MHzです。
「Compaq」のシールが泣かせ
ます。
CPUの比較
CUPを取り付けるために
ボルトの支柱を配置します。

あまり神経質になる必要も
ありませんが、多少丁寧に
作業しましょう。

CPU固定用のボルトをセット
CPUをセットするのですが、
ここも慎重に力を加えて
いきます。
(無理やり押し込んで支柱が
 ずれたりするとCPUのコネ
 クタやピンが破損します。)
うまくセットできたら、ボルトと
ナットで固定します。
CPUをマザーボードにセット
CPU交換が終了したら、今回の
分解目的は達成です。
熱伝導ゴムをCPUコアに貼り付け
分解の逆手順で本体を組み立てます。
※この時点で、ネジ止めは最小限に
とどめておき、起動・動作確認後に
再度組みなおしを行います。
(交換失敗や接続ミスのチェック
 およびあわてて組み立てること
 による組み付けミスを防止する
 ためです。)
 
これが、起動時の画面です。
(BIOSのバックアップ電池も
 外したので、内蔵時計が
 狂っており、システム設定
 をやり直すことになります。)
画面左の緑の輝線は直って
いません。(残念:コネクタの
 接触不良ではないようだ!)
起動を確認します。

 


このページを閉じる

前のページに戻る

連絡先:お問い合わせフォーム