シャープのMuramasa(PC-MM50F) を入手したのですが、ワイヤレスLANが動作しません。
どうやら、MiniPCIのLANカードが逝っちゃってるようです。
ヤフオクを覗いたところ、出物を発見!
早速(?)分解・・・もとい、ワイヤレスLANカードを交換することといたします。
良識の範囲で、読み物としてお楽しみください。
では、早速はじめるのだ。
1.このシャープ(Muramasa:PC-MM50F)は、オークションで入手しました。
画像を見るとわかるとおり、かな〜り小さい。今時流行のネットブックに近い大きさです。
性能的には、CPU が Transmeta社のEfficeon TM8600 1.0GHz 、メモリー(標準)256MB、HDD 20GB なので WinXp PRO が「そこそこ動く程度」と考えたほうがよさそうです。
特に、メモリー 256MB、HDD 20GB 現状のPC環境としては力不足が否めません。
電源オンの起動時からメモリスワップが始まるようではちょっと使いづらいと思いますが、このあたりの評価は、人によって変わると思いますので、あくまでも個人の感想ということでお願いします。
2.こちらは起動画面です。
数秒で表示がWindowsの起動画面に切り替わります。
Windowsの起動後の初期画面です。
残念ですが、無線LAN(WirelessLAN)の表示はNGです。
3.ここから分解手順です。
本体裏面に6本のネジがあります。
このうち、太目の2本がキーボードの固定用(赤)、小さい4本がPCカードの固定用(緑)となっています。
今回は、キーボードが外れればよいので、キーボード固定用のネジ2本を外します。
表を向けて、液晶画面を開きキーボードを外しにかかります。
細いマイナスドライバーをキーボードとフレームの隙間に差込み持ち上げます。
キーボードが浮いたら、少し手前に引いてゆっくりとフレームから外します。
キーボードケーブルを本体から外します。
キーボードのケーブルコネクタとタッチパッドのケーブルコネクタのロックを外しケーブルを抜き取ります。
キーボードが外れました。
パームレストを外すには、ここから見える8つのネジ(赤印)と背面液晶ヒンジ部の3つのネジを外します。
背面液晶ヒンジ部のネジ(3つ)です。
液晶画面を少したたみ加減にしておき、背面中央部の突起部分を細いドライバーで持ち上げるように外します。
このポイントさえ押さえておけばMuramasa(PC-MM50F)の分解は楽勝です。
液晶画面をいっぱいに開いてパームレストのフレームを背面部分から浮かせたところ。
パームレストのフレームを少し手前にずらすように動かすと簡単に外れます。
メインボード(マザーボード)の全体像です。
ハードディスクのネジを外せば、HDD交換もOK!
MINI-PCIの無線LANカードを交換します。(ビニール袋入りが今回入手した物)
アンテナ線の位置を間違えないように取り付けて、カードを差し替えます。
4.無線LANの確認です。
正常動作が確認できました。
5.Windowsアップデート
シャープ Muramasa (PC-MM50F) は、標準ではWindowsXP SP1 なので、アップデートが必要です。
SP3(サービスパック3)へのアップデートで約70個、SP3以降で約100個のアップデートがかかります。。
アップデートが終わった後のWindowsの動作ですが・・・かなり遅く感じられます。
何とかパワーアップをしたいですが、難しいでしょう。
とはいうものの、MS Office2003を入れて、ちょっとした文書の作成やメール端末としての利用には差し支えないと思われます。
まっ、要は使い方しだいでしょうか。